目次
概要
Google Analytics(アナリティクス)とは、Googleが提供する高度なアクセス解析を行うことができる無料のアクセス解析ツールです。 高度であるがゆえ初心者には少し敷居が高いツールでもあります。メニューの言葉自体ちょっととっつきづらいです。当サイトでそのへんのところを 解説していきます。
Google Analyticsを利用すると、
- 「ページごとのにアクセス数」
- 「ランディングページ(入り口のページ)はどのページか」
- 「離脱率が高いのはどのページ(出口のページ)」
- 「アクセスが多いのはどこからか」おおまかでありますが、ダイレクト、検索エンジン、ソーシャルメディア、リンク先があります。
- 「モバイル or PCからのアクセス数」
などを確認することができます。
他にもたくさんの機能がありますが、代表的な機能を紹介していきます。アクセスアップ対策を行う上で欠かせないツールであります。
Google Analyticsアクセス
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トラッキングコード
場合によっては「トラッキングID」ともいいますが、おおかた「トラッキングコード」と呼ばれています。「トラッキングコード」とは サイトに訪れた訪問者のデータを取得するために、各ページに埋め込んでおくコード(プログラム)のことです。トラッキングコードを取得して JavaScriptを各ページに埋め込んでおかないと訪問者のデータを取得することができません。
JavaScript(2015/06現在)ユニバーサルアナリティクスの場合です。scriptタグは表記していません。
(function(i,s,o,g,r,a,m){i['GoogleAnalyticsObject']=r;i[r]=i[r]||function(){
(i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o),
m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m)
})(window,document,'script','//www.google-analytics.com/analytics.js','ga');
ga('create', 'xx-yyyyyyyy-z', 'auto');
ga('send', 'pageview');
xx-yyyyyyyy-zは取得したトラッキングコードです。
初期設定
Google Analyticsを導入するにあたって、最初にやっておくべき処理です。
- 自分や関係者のアクセスを除外
- 検索エンジン追加
- リファラースパム対策
- wwwありなし統一
- Search Console(ウェブマスターツール)と連携
自分や関係者のアクセスを除外
確認のために自身のサイトを閲覧する機会はあると思います。そのアクセス数を集計しない方法です。 「アナリティクス設定」「フィルタ」で行います。正確なアクセス数を把握するためにも導入と同時に設定しておきましょう。
詳細はGoogleAnalytics フィルタを参照してください。
検索エンジン追加
代表的なGoogle、YahooなどはOrganic検索としてデータを把握できますが、そうでない検索エンジンは参照元からリンクとしてサイト閲覧と 認識されてしまいます。なるべく正確なアクセス数を把握するためにも設定しましょう。
当サイトの場合、初期設定をしていなかったので最初は正確なデータを取得することができませんでした。
詳細はGoogleAnalytics サーチエンジン追加を参照してください。
リファラースパム対策
リファラースパムからのアクセスを除外できていないと、正確なアクセス数が把握できません。アクセス数の大半が リファラースパムなんてこともあります。
「アナリティクス設定」「ビュー設定」にてGoogleが認識しているボットやスパイダーを除外することができます。 是非設定しておきましょう。
初期設定しても、新種のリファラースパムもありますので、当サイトではリファラースパムからのアクセスがあったら、 そのつど対応しています。完璧なデータを把握することができませんが、しょうがないんですよね。
詳細はリファラースパム対策を参照してください。
wwwありなし統一
サーバーで301リダイレクト設定をしていないと、wwwあり、wwwなしを別インデックスとして扱われてしまいます。indexについても同様です。 Google Analyticsの設定ではありませんが、一番最初に行うべき処理です。お済みでない方は早急に対処してください。
詳細は(.htaccess)301リダイレクトを参照してください。
Search Console(ウェブマスターツール)と連携
いぜんはウェブマスターツールでした。最近Search Consoleと名称が変更になりました。(2015/06現在)
Google検索ページがSSL化されたことによって、検索キーワードが(Not Provided)と表示されるようになりました。 そのため、Google Analyticsでは検索キーワードの多くが確認できません。そこで、Search Consoleにある 「検索クエリ」機能を利用して、大まかな検索キーワードのデータを取得します。
設定方法は、Google Analyticsの「アナリティクス設定」「プロパティ設定」を選択し、「ウェブマスターツールの設定」の編集をクリックします。 その後ウェブマスターツール側でサイトを設定し、データを保存してください。
メニュー
Google Analyticsには以下のメニューがあります。
- インテリジェンス イベント
- リアルタイム
- ユーザー
- 集客
- 行動
- コンバージョン
インテリジェンス イベント
日別、週別、月別でアクセス数、イベントなどを調査することができます。アラートを設定することにより、劇的なサイトの変化を把握することもできます。 当サイトでは設定していなので、これからの課題でしょうか。導入次第記事を更新して、皆様にお知らせしたいと思います。
(2015/06/23追記)当サイトでもカスタムアラートを設定しました。サイトの変化を把握することが可能になりました。
詳細はGoogleAnalytics インテリジェンスイベントを参照してください。
リアルタイム
リアルタイムレポートとは、アクセス解析を行っているサイト上での閲覧者のリアルタイムな状況が、数秒で反映される機能です。 リアルタイムレポートではサイト上での現状がすぐに確認できるので、各種キャンペーンなどがサイトにどんな影響があるか、 またはソーシャルネットワーク(SNS)でのツイートの影響などがすぐに確認することができます。
管理人の場合、一番使用する機能です。リアルタイムなので、設定した内容の確認にも使用しています。外出しないで作業しているときは、 リアルタイムサマリーを閲覧する機会が多いです。
ユーザー
ユーザーレポートは、サイトへの閲覧者の情報を知ることができます。閲覧者が新規なのかリピーターなのか、国と地域、言語、 環境がPCなのかモバイルなのか、モバイルの機種、はたまた使用ブラウザなど、閲覧者がどんな環境で解析しているサイトを 訪れているのかということを知ることができます。
設定すれば年齢、性別などの情報も取得することができます。ほかインタレスト カテゴリとしてユーザーが興味がある情報などが取得できます。 分析、解析には貴重な情報ではないでしょうか。
(2015/06/24追記)当サイトでもユーザーの分布、インタレスト カテゴリを設定しました。訪問者の分析、解析に役立てたいと思います。
- ユーザーの分布の詳細はGoogleAnalytics ユーザーの分布を参照してください。
- インタレスト カテゴリの詳細はGoogleAnalytics インタレストカテゴリ を参照してください。
集客
集客レポートは、トラフィック、検索エンジン、ソーシャルネットワーク(SNS)などの情報を知ることができます。 閲覧者がどのサイトから訪問してくれたのか、どのキーワードから検索エンジンから訪問してくれたのか、ソーシャルネットワーク(SNS)では どの参照元から訪問してくれたのかなどの情報を知り得ることができます。
これまた分析、解析には貴重な情報です。一番重要な情報と言っていいと思います。集客という名の通り、分析、解析する意味がこの機能です。
行動
行動レポートは、サイトコンテンツ、サイトの速度などの情報を知ることができます。サイトコンテンツはページの閲覧回数、滞在時間、 ランディングページ、離脱ページなどの情報。サイトの速度は、おもにページの読み込み速度が計測されます。また読み込み速度に関する問題点を 提起してくれます。これは非常にありがたいです。
コンバージョン
サイトの目的の達成率を調査することができるのがコンバージョンレポートです。 コンバージョンレポートは、商品購入やメルマガ登録などのサイト上での目標を設定し、目標の達成状況を知ることができるメニューです。 どの項目も設定が必要です。
ちなみに当サイトでは、現状設定していません。なるべく早く、学習し導入したいと思います。
関連記事
本文中からもリンクできるものもありますが、リンクをまとめてみました。よろしかったらご利用ください。
- GoogleAnalytics フィルタ
- GoogleAnalytics サーチエンジン追加
- GoogleAnalytics インテリジェンスイベント
- GoogleAnalytics ユーザーの分布
- GoogleAnalytics インタレストカテゴリ
- GoogleAnalytics 時間帯別アクセスの解析
- GoogleAnalytics イベントトラッキング
- GoogleAnalytics複数ドメイン対応!
- リファラースパム対策
まとめ
Google Analyticsを簡単に説明してきました。管理人自身、すべての機能を使いきっていません。Google Analyticsの機能を少しづつ学習して、 アクセスアップに繋げたいと思い記事をまとめてみました。管理人が忘れないための覚え書きです。記事が更新できるように頑張りたいと思います。
このようなツールを導入したからといって、直接アクセスアップにはつながりません。しかしサイト自身を見つめなおし、 方針を決定する手助けになります。解析、分析することは次への戦略になります。
良質な多くのコンテンツを作成することが、直接アクセスアップにつながります。そのようなサイトになるように努力しています。 頑張ります。
お読みくださってありがとうございました。それでは。